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TAKENORI MIYAMOTO / Portfolio

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街とアートのマルチプレイ

文化庁大学における文化芸術推進事業
「街とアートのマルチプレイ 2019」

2019年11月16日[土]
トラフ建築設計事務所「YAMA CUP 2019」/gura

2020年2月6日[木]→11日[火]
風景をかえるデザイン展/とんがりビル

2020年2月4日[火]→2月15日[土]
『山形建築ガイド』出版報告展/山形県立図書館

プログラムディレクション

文化庁の助成制度に申請・採択されたクリエイティブ人材を地域と大学が連携して育成するアートマネジメント事業。育成プログラムの実践知が「現代美術」に偏ることを避けるため、あえて建築・スポーツ・ファッションと、生活に身近な3つの領域で活躍するクリエイター(トラフ建築設計事務所、spoken words project、森岡督行)を招聘し、カリキュラムを構築した。一般公募した50名の市民(山形だけでなく、東京や京都からも参加)で3つのクラスを編成し、長期のプロジェクト駆動型演習を、空洞化が進む山形市中心市街地の店舗や文化施設で展開。活動の成果発表としてスポーツイベント・展覧会・出版をおこなった。

ウェブサイト = https://multiplay.tuad.ac.jp/?fbclid=IwAR0MAOqrBcRwt0rRQV5Recxw8Efuf5xkzBsr4TK9DcO24XmafLReWw_Uups

|プログラムA|
ファッションブランド〈spoken words project〉デザイナー飛田正浩氏と三橋菜穂子氏は、一般公募した17名の女性と、現代社会の生きづらさや閉塞感を表した文章をテキスタイル化し、プラカードのように「主張を着る」ワンピース〈spoken word〉を発表。

|プログラムB|
鈴野浩一氏と禿真哉氏による建築ユニット〈トラフ建築設計事務所〉は、東京五輪2020へのカウンターとして、空洞化が進む地方都市の空き地をDIYのローカルスポーツで活性化する社会実験「山カップ 2019」を、地元デザイナーや学生らと提案。2019年11月16日に第一回大会を、フットサルクラブ運営および青少年の自立支援をおこなうNPOと連携して開催した。

|プログラムC|
森岡書店の森岡督行氏は、山形県内に点在する近現代建築を15名の市民ライターと共同で取材・執筆し、『ひとり歩きの山形建築ガイド』にまとめ、国宝の羽黒山五重塔だけでなく、坂茂氏設計〈スイデンテラス〉など、近現代建築もふくめた名建築をめぐるカルチュアル・ツーリズムを提唱した。

3プログラムとも企画立案から制作・発表までを、OJT(オンザジョブトレーニング)形式で実施し、狭義な意味での地域+アートの手法・発想にとらわれることなく、多様な街づくり活動に参照できる経験知の醸成を心がけた。今後も市街地再生に取り組む事業所や店舗オーナー、県の教育委員会等と綿密に連携しながら、山形ビエンナーレ開催エリアにおけるアートマネジメント人材育成と、市街地の賑わいの創出に双方向で取り組んでいく。

MOVIE  https://vimeo.com/400877299

アーティスト:spoken words project、トラフ建築設計事務所、森岡督行
プログラムディレクター:宮本武典
プロジェクトメンバー:安部静香、石川由美、井上尚里、今井和夫、江口もも子、大場智子、金森由紀、鎌田美乃里、菅原桃佳、中村紀子、長谷川尚志、畑山優希、丸岡実桜、宮本明日香、森本華菜、金綱志保、荒井優希、大沢明日香、濱野穂奈美、久保明子、北島春乃、笠松美月、宮川幸子、渡部いづみ、村越ほのか、舘山朋香、山浦有葵、鈴木彩乃、遠渡凜、大澤ゆかり、菊池芙生子、鈴木淑子、菅野貴央、石垣勇磨、市道野愛、上野理絵、江沼美佑紀、大友遥名、児玉佳奈美、佐藤亨、篠原朋香、庄司桃子、關越河、増山ゆい、松川遥菜、宮田瞳(順不同)
デザインサポート:akaoni、gattahouse、UMEKI DESIGN STUDIO
撮影:志鎌康平、岩崎孝正、根岸功、三浦晴子
協力:山形県教育委員会、山形県立図書館、gura、株式会社シェルター、和合亮一、山岸清之進、馬場正尊、NPO法人プチユナイテッドアスリートクラブ
助成:2019年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業、福武財団2019年度アートによる地域振興助成
主催:東北芸術工科大学