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マームとジプシー  Curtain Call

マームとジプシー Curtain Call

期間:2025年9月20日[土]→12月21日[日]
会場:アーツ前橋、萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち前橋文学館、Wandervogel、Bentena SHOP、はるぱん
作:藤田貴大
出演:青柳いづみ
撮影:召田実子
箔デザイン:YUKI FUJISAWA
衣装:若林佐知子(swllow)
シューズ:trippen
録音:東岳志
制作:林香菜、古閑詩織(マームとジプシー)
製作協力:川上由綺、近藤勇樹、船津健太
取材協力:原田恒弘、田名網雅久、小見純一、川又彩夏、松本勉、村上雅紀
会場協力:前橋文学館、関隆行、岡野かおり、岡正己、木暮勇斗、中村榛花、羽鳥かすみ

プロデュース/キュレーション

脚本・演出を務める藤田貴大が母体(マーム)となり、国内外を旅しながら演劇作品を発表し続けているマームとジプシー。その作品は象徴的なシーンや台詞を反復する「リフレイン」の手法で知られる。
アーツ前橋は2023年の夏からマームとジプシーとの共同制作を開始し、同年秋の開館10周年記念展「ニューホライズン 歴史から未来へ」で、スズラン百貨店(前橋店)のワンフロアを使ったインスタレーション《瞬く瞼のあいだに漂う》を発表した。藤田と俳優の青柳いづみはその後も前橋に通い、前橋空襲や近代製糸の証言を聴く取材を重ねている。
アーツ前橋と、広瀬川河畔に点在する計5箇所に舞台装置的なインスタレーションを配する本作《Curtain Call》は、そうした2年半に及ぶリサーチから生まれた音声・テキスト・映像・写真・コラージュ・衣装などの演者不在の断片的な素材で構成されている。
また、前橋は藤田の母の故郷でもあることから、《Curtain Call》は戦争や近代化など前橋の“大きな物語”と、広瀬川河畔で出会った人々や藤田自身の家族の個人史などの“小さな物語”が交差し、過去と現在、私と私たち、死者と生者、戦争と日常の境界が揺らぐインタリュード(幕間)の風景となった。
閉じられたカーテン(Curtain)の前の黒電話は“向こう側”にある彼岸の声、忘却の汀にある記憶や風景を呼び出す(Call)装置だろうか。舞台とは違い現実の街の時間は川の流れのように不可逆だが、受話器を上げてCallすれば、それらを何度でもリフレインさせることが可能なのである。

cene 1|始まりと終わり、あるいはそのどちらでもない Beginning and end, or neither
会場:はるぱん(群馬県前橋市千代田町1丁目14-8)

scene 2|通りと流れ Streets and streams
会場:Wandervogel(群馬県前橋市住吉町1丁目3-13)

scene 3|目に映る Reflect in the eyes
会場:Bentena SHOP(群馬県前橋市千代田町3丁目3-24)

scene 4|日記と手紙、そして海へ行く Diaries and letters, and going to the sea
会場:萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち前橋文学館 3階オープンギャラリー(群馬県前橋市千代田町3丁目12-10)

カーテンコール Curtain Call
会場:アーツ前橋(群馬県前橋市千代田町5丁目1-16)