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会場:SUMUFUMU TERRACE 青山
会期:2023年5月〜2025年5月(予定)
主催:積水ハウス株式会社
協力:朝日新聞社
デザイン:小板橋基希(akaoni)
プロデュース/キュレーション
2022年からキュレーションを手がける「SEKISUI HOUSE meets ARTISTS」は、世界最大の住宅販売数を誇るハウスメーカー・積水ハウスとアーティストのコラボレーションにより、顧客の“家づくり”プロセスに感性を刺激するアート作品を提案するプログラム。その2023年企画では、廃棄物のエミッション(排出)ゼロを目指す同社の取り組みにフォーカスし、積水ハウスの建設廃材をアート作品にアップサイクルするプロジェクト「new born/ニュー・ボーン」を、アーティストの荒井良二とスタートした。
茨城県古河市にある積水ハウス「ゼロエミッションセンター」には、関東一円の施工現場から多種多様な廃棄物が持ち込まれて100%リサイクルされている。そのなかで私たちが注目したのは、新築施工の現場でどうしても出てしまう木端材。そこから「家の廃材で“旅する家”の物語をつくる」というアイデアが生まれた。
コンテナおよそ3杯分の建築廃棄物が荒井の手によって約50作品の家型オブジェにアップサイクルされ、2023年夏から全国の美術館をめぐる荒井の大規模個展「new born 荒井良二 いつもしらないところへ たびするきぶんだった」(主催:朝日新聞社)で展示している。
積水ハウスのショールーム「SUMUFUMU TERRACE 青山」では、この2年に及ぶ巡回展のサテライト会場として、廃材オブジェのプロトタイプと“旅する家”の着想段階で荒井が描いたスケッチや、制作現場のドキュメンタリー映像を展示している。
撮影:小板橋基希、廣田達也