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2019年11月16日[土]
トラフ建築設計事務所「YAMA CUP 2019」/gura
プログラムディレクション/プロデュース
昨年の7月に、山形市で2日間をかけて〈新しいローカル競技〉を考えるワークショップをおこない、そこで生まれた以下3つの競技の大会を、11月に実際に街なかの広場で開催しました。
1[ハットサル]山が動く!? 頭の上にちょこんとのせた〈山〉の帽子を落とさぬよう、そろそろとボールをつなぐバランスサッカー。
2[花笠テニス]山形の人ならみんな踊れる花笠踊りとミニテニスが合体。「ヤッショー!」「マカショッ!」の掛け声とともに。
3[山形ピンポン]ふつうの卓球台を分解して、あれこれ組み合わせてみたら…「山の形」のコートが誕生。山を越え、谷を渡るピンポン。
オリンピック注目種目の、サッカー、テニス、卓球のルールやコートのデザインを、ずらしてつくった新しいゲームです。子どもの頃の私たちは、公園や校庭でスポーツのルールを柔軟につくりかえて楽しんでいました。地域ごとのお祭りが少しずつ違っているように、子どもたちの遊びも、学校ごとにルールがちがったりして、それはそのコミュニティの地域性とつながっていました。
世界中で統一されたルールを競うだけでなく、それぞれの街で、空き地に集って楽しんでいるうちに、それがいつの間にかローカルイベントになって根付いていく。そんな文化的に多様な風景がつくれたらと思っています。 トラフ建築設計事務所/鈴野浩一 禿真哉
MOVIE→ https://vimeo.com/400877213
鈴野浩一と禿真哉による建築ユニット〈トラフ建築設計事務所〉と、東京五輪2020へのカウンターとして、空洞化が進む地方都市の空き地をDIYのローカルスポーツで活性化する社会実験を提案。2019年11月16日に第一回大会〈山カップ2019〉を、地元デザイナーや青少年の自立支援をおこなうNPOらと連携して開催した。
監修・設計:トラフ建築設計事務所/グラフィックデザイン:akaoni/ドキュメントムービー:岩崎孝正/企画運営:鈴野浩一、禿真哉、小板橋基希、佐藤祐吾、石垣勇磨、市道野愛、上野理絵、江沼美佑紀、大友遥名、児玉佳奈美、佐藤亨、篠原朋香、庄司桃子、關越河、増山ゆい、松川遥菜、宮田瞳/協力:gura、株式会社シェルター、和合亮一、山岸清之進、馬場正尊、NPO法人プチユナイテッドアスリートクラブ/助成:2019年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業、福武財団2019年度アートによる地域振興助成/主催:東北芸術工科大学(写真提供)