山形県内に点在する名建築群を紹介するガイドブック。森岡書店の店主・森岡督行をナビゲーターに、一般公募で集まった16名の市民ライターが取材・執筆をおこない、国宝の羽黒山五重塔から坂茂設計のスイデンテラス、今和次郎設計の雪調建築、若き日の黒川紀章が手がけた寒河江市役所など、近現代の建築もふくめた建築巡礼ルートを可視化した。
豪雪と人口減少に苦しむ東北で、建築家たちはどんなデザインにどんな未来を託したのか。本書は、市民参加の本づくりプログラムとして、あえて専門家ではなく生活者の目線や記憶のなかから、優れた建築が人間の暮らしに与える作用を浮かび上がらせている。

『ひとり歩きの山形建築ガイド』
Good Architecture Travel Guide
2020年2月1日発行
監修：森岡督行
企画：宮本武典
編集：鈴木伸夫（gattahouse）
デザイン：梅木駿佑（UMEKI DESIGN STUDIO）
写真：根岸功、鈴木伸夫
取材・執筆・撮影：森岡督行、鈴木伸夫、安部静香、石川由美、井上尚里、今井和夫、江口もも子、大場智子、金森由紀、鎌田美乃里、中村紀子、長谷川尚志、畑山優希、増山ゆい、丸岡実桜、宮本明日香、森本華菜
発行：東北芸術工科大学
助成：2019年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
撮影：根岸功（写真提供=東北芸術工科大学地域連携推進室）