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2018年9月1日[土]→24日[月]/BOTA theater
プロデュース
かつてのシネマパラダイス、山形市七日町の通称〈シネマ通り〉で、写真家のワタナベアニが、自ら書きおろした脚本をもとに映画のワンシーンのようなスチルを撮影し、シネマ通りの路上や店舗に掲示していくプロジェクト。女優の鶴田真由が演じる不思議な女性と、フォトグラファー志望の少年がシネマ通りで出会う、幻のような1日を描く。
昔は映画館が十軒ほどあった、七日町・シネマ通り。
今では映画館はひとつもなく、名前だけが残っている。
山形国際ドキュメンタリー映画祭という「映画のDNA」は残っていて、
そこで育った人々にも「あそこにあった映画館で最初のデートをした」
というような思い出がある。
映画は光をスクリーンに映し出す、実体のないモノ。
本当は上映されることのない「幻の映画」があると仮定して、
ポスターやビルボードをシネマ通りに掲出する。
「あの映画はどこで上映しているんですか」と聞かれても誰もわからない。
ポスターには上映される映画館の名前がないからだ。
(2018年4月/ワタナベアニ)
主催:東北芸術工科大学(山形ビエンナーレ2018)/特別出演:鶴田真由/企画協力:株式会社オフィスマイティー、有限会社山形商美社