トラフ建築設計事務所の山形ビエンナーレ2018参加作品として、百年前に建てられた旧山形県庁舎の前庭に設置された山型のオブジェ。「さんもん」は、芸術祭の開催テーマ「山のような」を具現化する景観彫刻であり、芸術祭の入場ゲートであり、杉玉の下で日本酒がふるまわれる屋台でもあると、様々な機能を併せ持つ。デザインはトラフ建築設計事務所が、DIY家具メーカー「石巻工房」から発表した「AAスツール」を拡大し、素材は県産材「西山杉」を山形県から無償提供されるなど、東北の林業や木工とのつながりから実現したプロジェクトであった。

主催：東北芸術工科大学（山形ビエンナーレ2018）／協力：西山杉利活用推進コンソーシアム、株式会社シェルター、有限会社庄司林業、大江町製材組合、La Jomon（熊谷太郎）、吉田造園