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ニュー・トーキョー・アラベスク

多文化共生とアートに関するリサーチ 〈東京と変身〉他、影絵掌編-①「ニュー・トーキョー・アラベスク」

会場・協力:インターナショナルイスラーミーヤスクール大塚
実施日:2022年10月26日[水]、2022年11月26日[土]

プログラムディレクション/プランニング

2022年現在、東京には海外にルーツをもつ人々が数多く暮らしている。国籍や言語、習慣や文化が異なる人々が生きる日本社会に潜む多くの課題について、アートはどのようにアプローチ出来るのか?
「〈東京と変身〉他、影絵掌編」は、東京芸術劇場の依頼を受け、海外ルーツの人々との共同制作を通して多文化社会の課題とアートの可能性を考えていくリサーチプロジェクトである。
3.11被災地で制作した「ヘビワヘビワーー福島県南相馬市小高区の大蛇伝より」など、生活再建・再生をめざすコミュニティと影絵芝居を現地制作してきた川村亘平斎と、東京芸術劇周辺の多文化状況を調査し、3つの影絵の小作品を公開制作した。
本作品「ニュー・トーキョー・アラベスク」はそのうちの一つで、在東京ムスリム・コミュニティー内部で制作・発表したもの。生活困窮者の支援に取り組むモスク〈マスジド大塚〉の協力のもと、多国籍ムスリムの子どもたちと川村が、様々な海外ルーツの人々が暮らしモザイク化していく東京下町・大塚のイメージを即興的な影絵と映像で表現した。
アッラーを唯一の創造者とし、人間が人間(を含む生き物)の姿・かたちを絵や彫刻で形づくることを禁じるなど、イスラームの教義にある伝統的価値観を尊重しながら、どのような美術教育が展開可能か。今回の試みを入口にして、イスラーミーヤスクールの教員たちと協議を重ねながら、モスクでの美術実践の模索を今後も続けていく。

企画・構成:宮本武典
影絵と音楽:川村亘平齋
撮影記録:河内彰
企画協力:日本イスラーム文化センター
参与観察:楊淳婷
題字:本田孝一(協力=原千晶)
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
サポート:王皎令、齋藤里咲、佐野ちあき、宍野凜々子、張藝逸、小山彩花、新井ひかる、松本知珠、関根好香