UCLAを中心に、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、香港、台湾、日本、チリと、環太平洋にある11の大学が参加する世界規模の都市建築研究プラットフォームで、3年にわたって議論し構築された巨大災害に対応する都市デザインの展示会。カリフォルニア大学バークレー校の阿部仁史教授と、1ヶ月にわたりオンラインで対話を重ねながら、各大学の建築スタジオからUCLAに集められたプランを展示会のために再編集した（シナリオ・ディレクション）。会場に配した７つの井戸が、海面上昇や森林火災など「災害から生まれる都市」の興亡を映し出す。 建築工学、デザイン理論、自然科学、社会学、生態学など領域横断型で知見を動員し、大胆に構想された都市と自然の未来予想。2022年10月よりロスアンゼルスをはじめ、世界各地のジャパンハウスを巡回する。
（会場写真：伊奈英次）