世界を旅する写真家・石川直樹が日本列島の南北をめぐりながら、「スネカ」（岩手県）や「アマメハギ」（新潟県）、「トシドン」（鹿児島県）といった、各地の〈異人〉を迎える儀礼を撮影した写真展。東北と沖縄に多く伝わる異人たちは、海から来訪する神々であり、2011年3月11日に東北沿岸部を襲った巨大な地震と津波もまた、海からもたらされた。石川が写した『異人 the stranger』は、3.11以後の日本列島を生きる私たちに、自然とヒトとの根源的な関係性を問い直す。山形での開催後、新潟市「水と土の芸術祭 2012」」大分県「国東半島アートプロジェクト2012」に巡回した。

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