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特集 小田香「光をうつして」

特集 小田香「光をうつして」

東根市公益文化施設まなびあテラス特別展示室/フォーラム東根
2021年2月6[土]→3月21日[日]

キュレーション

2020年、大島渚賞の第1回受賞者となった映像作家・小田香。
サラエボの炭鉱を撮影した長編デビュー作『鉱ARAGANE』で、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015アジア千波万波部門特別賞を受賞し、続く『セノーテ』では、ユカタン半島に点在する神秘的な洞窟泉をカメラにおさめた。2作とも地下世界で撮影がおこなわれ、交錯する闇と光、多彩な音のコラージュ、そこに生きる人々の姿を神秘的に捉え、ドキュメンタリーでありながら壮大な映像詩に包まれるような特異な映像体験を観るものにもたらす。
また小田は、映画制作と並行して独学で絵画制作に取り組んできた。長い時間を要する編集作業のなかで、カメラをむけた土地や人々との「つながりを保つため」自室で描くという小さな絵画群には、映画とは別種の光と、生と死の気配が濃密に記録されている。
本展「光をうつして」では、過去の長編を中心に小田香の2つの〈画〉を、絵画展と特集上映会で紹介するとともに、昨年10月に山形県大蔵村で滞在制作した短編映像とスケッチを公開。気鋭の映像作家がみつめてきた光の軌跡をたどった。

●展示/上映作品
『セノーテ』75min. / 2019
『FLASH』25min. / 2015
『鉱 ARAGANE』68min. / 2015
『色彩論 序章』6min. / 2017