東日本大震災発生の翌日から、山形には放射能汚染から逃れるため福島から多くの被災者が流れ込んだ。「ふくしましま」は、2011年6月の避難所解体のあとも、幼い子供たちと自主避難を続ける母親たちの孤立化を防ぐため、毎月実施していた交流支援プログラム「福しまピクニック」の拡大版。毎年「文化の日」にあわせて、山形県村山市の農村文化伝承館に、自主避難家族と支援者、アーティストら約200名が集い、青空のもとで農作物の収穫や調理、ものづくりをみんなで楽しみながら、避難都市での子育てを支えあうつながりを構築した。荒井良二、平澤まりこ、Goma、ミロコマチコ、華雪ら、のちに山形ビエンナーレに参加するアーティストが複数参加し、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」開催のひとつのきっかけとなった。
協力アーティスト：荒井良二、akaoni、Goma、平澤まりこ、渡辺智史、ミロコマチコ、坂本大三郎、華雪、LLPスケット、他／協力団体：株式会社シベール、ビルド・フルーガス、LIFEKU、キャンドルリンクネットワーク、サンデーブース、山形ガールズ農場、手づくりパンNOUKA、農村伝承の家・そば匠、他